副作用なくうつ治療ができる話題のtms治療|トラウマが発端になる

ナース

治療による心理面での効果

先生と患者

多くの人はtmsによる治療は一時的なものなのでは、と考えるでしょう。tmsは脳の血流促進による脳機能の向上を目的に行なわれる治療法です。治療中は脳機能が向上したとしても、治療を受けていない間はうつ症状がぶり返してしまうので、継続的な治療を行なう上でそれほど大きな効果は得られないのでは、と訝しむ人も多いものです。しかしtmsは、治療を行ない続けることでしっかりとうつ症状を軽減させる効果が得られます。約六割の人に効果が得られたという研究結果もあるため、結果から見ても治療法として信頼することができるでしょう。精神病であるうつ病治療では、脳機能の回復以上に精神面での改善が重視されます。薬物や治療機器の使用による改善よりも、うつ症状をもたらすネガティブな思考ベクトルからの脱却が何よりも重要なのです。うつ症状は、自己評価の低さや精神的なトラウマによってネガティブな思考が形成されることで重症化します。ポジティブな心を形成できるようになれば、エンドルフィンやドーパミンといった脳機能を活性化させる神経物質が分泌され、うつ病治療と再発防止効果が得られます。しかし、一旦形成されたネガティブ思考の改善は難しいもので、本人の気合や気の持ちようで治すことは難しいものです。悪い部分のある性格を改善させるには、体外的なアクションを起こさせて成功体験を積み重ねることが重要となります。tmsによる治療で精神的な安定を得られれば、一時的とはいえうつ病は治せる病だという成功体験が得られます。治療に向けての前向きな精神を構築することができるので、継続して治療を受け続けることで高い治療効果を得ることができるでしょう。

薬物療法や心理療法を用いても、うつ病が改善できないという人は少なからず存在します。その原因の多くは、治療において懐疑的な目を向けている人や、悲観的な考えをいつまでも堅持している人となるのです。医師の考えに強い疑念を持ち、治療をいくら行なったとしても症状が治るわけがないと考え続けた場合、ネガティブな思考によって脳を活性化させる神経物質が分泌されず、うつ病がさらに悪化してしまうこととなります。メンタルクリニックに通い続けても一向に治らず、治療自体に疑いを持つ人は珍しくありません。しかしうつ病は簡単に治る病ではなく、精神の不調によって再発してしまうリスクは常にあります。治療と再発を防ぐには、治療へ向けての前向きな行動が必要となります。日記やグラフなどを用いて治療効果を記録していけば、実感しづらい小さな変化にも気づきやすくなるので、改善がしっかりとされていると前向きな感情を得やすくなります。また、tmsなどの特別な治療法を続けることで、プラシーボ効果による気分の改善効果も得られるでしょう。精神病は通常の病とは異なります。医師から受動的に治してもらうものではなく、自分の意思で治していくという気持ちが重要となるのです。治療に向けての前向きな取り組みを行ない続けることで、次第にうつ症状も改善されていくでしょう。